おしゃれになりたい、おしゃれになりたい、おしゃれになりたい…
でもスニーカーで出歩きたい!
そんなうまい話があるわけない?
スニーカーは悪くいってしまえば運動靴。有名なコンバースも、もとをたどればバスケットシューズだったんです。
運動靴と普段着と合わせて、遠足に行く以外の服装に見せることができるのか。おしゃれに見せるなんてまず無理、無理なんですよ…。
もう一つの要因が、大人になれば仕事は革靴やパンプスが当たり前。イメージがもうスニーカーとは対極の目で見られているんですよね。
それほどスニーカーを着こなすのは難しい。
だから、シンプルに答えていきましょう。難しいということは答えが少ないということ。裏を返せば答えはいつもシンプルなんです。
スニーカーファッションってなにさ?
要は疲れたくないんですよね。
雨の日に革の靴なんて誰も履きたくないんです。
カッコつけても靴が痛むだけ、マンホールの上でツルッとすべって転ぶだけなんですよ…。
じゃぁ世の女性たちはどのようにしてスニーカーを履きこなしているのか?
答えは一つ。『ハズし』で使っているだけなんです。
『ハズし』っていうのは1つのテーマで服をまとめてその上で異色のアイテムを1つこそっと入れてあげること。
つまり甘いスイカにこそっと塩を振るようなもの。(余計わからないわ!)違う味を入れて本来の魅力を倍増させる技のことです。
だから大事なのはスニーカーじゃなく服の方、っていうのは言わずとも、でしょうか?
日本人は足が短い…
日本人って足が短いんですよね。
それでもヒールは履かない?
じゃあどうやって足を長く見せるのか…なぞなぞみたいですね。
考えることが大切。1にも2にも、工夫しなければなりません。
ヒントは、人は足の長さをどうやって判断しているのか。
着痩せっていう言葉があるくらいです。工夫すると足を長く見せる方法はある。
スタイルにコンプレックスがあるのなら、人の倍、考えないといけませんよ?
足の長さは腰の高さから地面までの距離で判断されるんです。
つまり答えは、腰の位置を隠すこと!
腰の位置がわからなければ、足の長さはわからない。だから腰の位置を隠しちゃいましょう。そうすることで、足を長く見せる錯覚を起こさせるのです。
これはVラインのシルエット作りの基本でもありますが、スニーカーファッションの秘訣にもなるわけですね。
メンズでもスキニーパンツにビッグTで腰を隠したり、逆に腰パンをして腰の高さをわからなくする(ローライズ)、なんていうテクニックが使われているんです。
50代でも若い服が着れるのがスニーカーのいいところ
スニーカーは外しのアイテムということは、大切なのはメインの服装。
ではどんなジャンルの服を着ればいいのでしょう?
スニーカーを取り入れると『スポーツミックス』という着こなしになるわけですが、どんな服装と合わせるかでその印象も大きく変わってきます。
スニーカーは運動靴、カジュアルすぎて着こなしが難しいと、悪者扱いばかりしてきましたが、スニーカーを着るときには大きなメリットもあります。
それは、若く見え過ぎないということ。
30代、40代女性で来ていたきれいめの服。
足の露出がやや多めだったり肩の出ている服も、スニーカーと合わせることで気取ったイメージを緩和、50代でも自然な着こなしにすることができるんですね。
これは今の20代、30代女性もやっていることで、ワンピースとスニーカーやキャップなどのカジュアルなアイテムを組み合わせることで違和感なく着れるという技。
どうでしょう?少しずつイメージが湧いてきましたか?
ファッションのジャンルは
- コンサバ
- セレカジ
- モード
- フェミニン
など、かなりたくさんありますよね。
言葉は聞いたことはあるけれどもどんなものかはわからない…という方も多いのではないでしょうか。
スニーカーと合わせるときには、少し若いくらいのきれいめな服を選ぶととても良い。
きれいめ(メイン) + スニーカー(外し)
で自然に見せるのです。
となると選ぶジャンルは、キレカジや、コンサバ。
今はSNSでお手本コーディネートはたくさん見つかります。『スニーカー女子』で検索して、腰の位置の隠れているファッションを探しましょう。
スニーカーの色はどうする?
色の組み合わせはまた別のお勉強が必要になってきますが…。
スニーカーはあくまで外し。ポイントで入れるものなので、メインの服と比べたときにアクセントになるものを選びましょう。
ネイビーのワンピースなら白のスニーカー。
ベージュなら黒、カーキでも大人っぽく見えますね。
あてずっぽうで言ってるわけではありませんよ?
色には色相環というものがあり、その60度の位置にある色と相性が良いのです。
難しいと思いますが、色選びについて詳しく知りたい方は『●●』で勉強してみてくださいね。
ガウチョパンツ・ワイドパンツなどとの組み合わせについて考えてみる
世代を問わず、ガウチョパンツは今かなり履いている人が増えてきていますよね?
余裕を持ったシルエットで着心地もよく人気のアイテムです。
ですが、スニーカーと合わせる場合、この2つはお勧めしません。
それは50代女性の体形に起因します。
50代女性の悩みとして、体系の問題はかなりの割合を占めてきます。
いくら見えを張っても心の中ではみなさんが多くの人がわかっている逃げようのない事実。
当サイトでもアンケートを行いましたが、半数以上の方が同様の悩みを抱えているようでした。
お気に入りのお洋服が、体形の変化により着られなくなりました。更年期を境に、ハイヒールも履かなくなり、何だか寂しい気分になります。
(57歳・女性)
今流行りのガウチョパンツ風のものを着たいのですが、試着してみたら全く似合いませんでした。ずんぐりした体型の人でも似あう、気痩せして見える洋服を沢山作って欲しいです。(53歳・女性)
洋服のシルエットを考えるときにはラインを意識しますが、ガウチョパンツなどの太めのボトムスを合わせる場合は、全体でAラインのシルエットを作ることが鉄則。
ノースリーブなどの服と合わせて上半身を狭く、下半身を広く見せることでバランスよく魅せます。
序盤で、スニーカーと合わせて足を長く見せるためには腰を隠す服を選ぼう!とお話ししましたが、すると否応なく上半身は大きめのシルエットになります。
なので、ガウチョパンツを選ぶと全身が太めのIラインのシルエットになってしまうので、ただの丸太に見えてしまいます。
どうしてもガウチョパンツが着たい?
その場合は、なかなか難易度が高いですが…ハイウエストで履けるものを選びましょう。
そうすることで腰の位置を高く見せますが、今度はしっかり高く上げた腰の位置を見せる必要があるので、トップスは腰の隠れないものを選びましょう。
お手本コーディネートがこちら。
ごめんなさい、スニーカーではないですが、このくらいしっかり腰の位置を決めたシルエットを作っておけばスニーカーでも大丈夫。
チュニックに細目のパンツもおすすめ!
腰を隠せるトップスで今主流なのがチュニック!
ワンピースほど長くなく、素材もナチュラルな風合いなものがとても多いので大人のカジュアルファッションの必須アイテムといっても良いかもしれません。
これに細目のパンツを合わせてあげると、スニーカーでも気取らずスマートなシルエットに見せることができる。
細目のパンツを避けたい場合は、少し余裕のあるものでも構いませんが太めはNG。
そしてこの場合はすそをロールアップして、くるぶしが少し見えるようにすることでバランスが調整できます。
キレイですよね…
ロールアップして肌を見せるということはシルエットにも全体の色味にも良い影響を与えるのでとても重要。
この服装ならロールアップ?と感じたら、積極的にチャレンジしていくと良いですよ!
まとめ
今回は、スニーカーでもそのままフラッと出かけていける服装を考えていきました。
ポイントは4つ
- スニーカーは『外し』のアイテム
- 全体では少し若めのきれいめな服を選ぼう
- シルエットに自信が何ならボトムスは細めに、スカートはすねが見えるものを
コンバースやナイキはもちろん、プラダやシャネルもスニーカーをよく作っているんです。
冒頭ではさんざんこき下ろしましたが、極めればスニーカーもおしゃれアイテムの1つ!
次回は『50代のおすすめスニーカー』でアイテムについてより詳しく解説していきますのでぜひそちらも参考にしてみてくださいね。